新型コロナウイルスでお家時間が増え、海外旅行にも行けず、フラストレーション溜まっていませんか?
ここでは、フラストレーション解消法のひとつにもなる家で楽しめる美術館についてご紹介します!
美術館に足を運ばず楽しめるなんて意外ですよね。
インターネット上で楽しめるため、海外の美術館もたくさん楽しむことができます。
今回は、韓国ソウルにある国立現代美術館で家で楽しむ美術館について紹介します!
韓国の国立現代美術館とは?
韓国の国立現代美術館は、果川館・ソウル館・徳寿宮館・清州館の4館に分かれています。
実際に足を運ぶ際には、果川館・ソウル館・徳寿宮館はシャトルバスで行き来することができるため、バスを活用して見学するのがおすすめです。
ただ、一度に全ての館を楽しもうと思っても、4館もあると周りきれない可能性もありますよね。
今回ご紹介する家で楽しむ美術館の良い点として、「時間を気にせずいつでも手軽に楽しめること」があります。
距離や時間を気にせず美術館を楽しむことができるため、国立現代美術館のようにたくさんの館に分かれている美術館を見学したい場合は、オンライン見学を活用するのもありだと思いませんか?
基本情報
国立現代美術館の基本情報は下記のとおりです。
◎果川館(과천관)
住所:京畿道果川市光明路313(莫渓洞)
주소 : 경기도 과천시 광명로 313 (막계동)
電話番号: 02-2188-6000(ARS 代表電話)
◎ソウル館(서울관)
住所:ソウル市鍾路区三清路30(昭格洞)
주소 : 서울시 종로구 삼청로 30(소격동)
電話番号:02-3701-9500/ +82-2-3701-9500
◎徳寿宮館(덕수궁관)
住所:ソウル市中区世宗大路99(貞洞)
주소 : 서울시 중구 세종대로99(정동), 국립현대미술관 덕수궁(덕수궁 내)
電話番号:02-2022-0600/+82-2-2022-0600
◎清州館(청주관)
住所: 忠北清州市清原区上党路314(内徳2洞201-1)
주소 : 충북 청주시 청원구 상당로 314(내덕2동 201-1)
電話番号:043-261-1400
ホームページ:https://www.mmca.go.kr/main.do
※各館の営業時間や観覧料はホームページをご覧ください
国立現代美術館(MMCA)のホームページ
国立現代美術館のホームページは、韓国語・英語・日本語・中国語に対応しています。
韓国語・英語に比べて、日本語・中国語だと閲覧できる情報は限られますが、観覧案内など必要最低限の情報は日本語でも確認可能!
そのため、旅行に行く前には安心して情報を得ることができ、オンライン見学をするにも充分楽しむことができます。
今回は、韓国語のホームページを使ってオンライン美術館について解説します!
さっそくホームページに入ってみると、5つの入り口(案内)に分かれています。
- 観覧案内
- 展示
- 教育
- 所蔵品
- 研究と出版
- オンライン美術館
オンライン展示と聞くと「展示」から進みたくなりますが、「展示」の項目は過去現在未来の展示(展覧会)についての案内(説明)などが主となっています。
(文字だけではなく展示された現代美術作品や展示室の様子は掲載されています)
オンライン見学は、展示(展覧会)についての情報を知るためではなく、「実際に美術作品をみたい!」「美術館に行ったように楽しみたい!」といった気持ちを解消するためにおすすめするので、それ以外の項目は今回は省いていきます。
(実際にホームページを閲覧される方は、他の項目も面白いので是非見てみてくださいね!)
次にオンライン展示の楽しみ方をご紹介していきます。
オンライン展示のたのしみ方その1:ホームページ
ここでは、国立現代美術館のホームページからオンラインで展示を楽しむ方法をご紹介します。
ホームページから楽しむ方法は、先ほど出てきた入り口の「所蔵品」と「オンライン美術館」の2つがあります!
所蔵品(소장품)から楽しむ
まず1つ目の楽しみ方は、所蔵品(소장품)から楽しむ方法です。
先ほどの5つの入り口から、所蔵品(소장품)をクリックすると「所蔵品検索(소장품 검색)」という画面に進んでみます。
ここでは、国立近代美術館に所蔵されている作品を検索して見るという方法で、美術作品を楽しむことができるようになっています。
さっそく検索してみましょう。
検索方法は複数あります。部門(韓国画・写真・彫刻…)や制作年度などで検索でき、関心のあるところに絞って閲覧が可能!
「どの美術品」というこだわりがない場合には、部門や年度で検索して興味を持ったものにフォーカスすることができます。
(わたしは韓国の現代美術に詳しくないので、部門や年度で調べて気になった作品を見る方法で使用しました)
もちろん作品の拡大も可能で、拡大しても高画質のまま見れるのが特徴です。
(美術館は作品に近づける距離が限られていることが多いのでいくらでも拡大して見れるって楽しいですね)
また、簡単な作品の説明も閲覧できるので、美術館に行って作品を見てキャプションを読むのと変わらず、オンライン見学を楽しむことができます。
そして、各作品のページでは、作品に関する説明・情報だけでなく各作品の展示情報として、現在「展示中」の作品なのか「非展示中」の作品なのかを確認できるようになっていました。
展示中の場合にはどの館・どの展示室に展示されているのかまで記載されているので、気になる作品をどこに行けば見ることができるのかすぐにわかります。
実際に作品を見てみたいと思ったら、ここを確認して美術館を訪れてみるのがいいですね。
オンライン美術館(온라인 미술관)から楽しむ
ここでは、動画での展覧会案内(VR)や展示解説、音声ガイドなどを楽しむことができます。
テーマは多岐にわたっており、子供向けの美術館紹介動画なども公開されているようです。
(子供向け動画って韓国語がわかりやすいので、個人的には韓国語の勉強兼でたまに見て楽しんでます)
新しく「チュソクお家美術館(추석집콕미술관)」というテーマの動画ができていました!
コロナ環境のため、お家時間を楽しむために新しくできたテーマですね。。
驚いたのは、「講義&討論」というテーマの動画が120件もあったこと!
学芸員さんの解説動画はいろんなオンライン美術館で見ることができますが、美術館の動画で大学教授や学者さんの講義の動画がたくさん掲載されているのは珍しいと思います(わたしが知らないだけかも)
国立現代美術館はYou tubeチャンネルも解説していて、ホームページで公開している動画だけでなく、より多くの動画を公開しているようです。
ということで、次はYou tubeチャンネルについてご紹介していきたいと思います!
オンライン展示の楽しみ方その2:You tube
国立現代美術館のYou tubeチャンネルは3.77万人の方にチャンネル登録されています。(2021.5月時点)
ホームページのオンライン美術館では、展示解説や講義など真面目な(?)動画が主に公開されていましたが、
You tubeでは展示解説や講義などの動画に加え、K-popの歌詞を書道で書いたものを音楽に合わせて流す動画や、俳優さんが美術について話す動画などもあり、幅広い層をターゲットにしたチャンネルのようです。
俳優のチ・チャンウクさんが「俳優 チ・チャンウクが考える美術とは」というテーマでお話しされていました。
(배우 지창욱이 생각하는 예술은? | MMCA VLOG)
あの素敵な声で美術について語られたら、無限リピートしてしまう…
短い動画でしたが、俳優さんの動画を探していて美術館に行きつくという人もいそうですね。
以下のURLからどうぞ(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=uSpBIRfIKSE&t=35s
また、BTSのSpring Dayも近現代書道展として動画になっていて、思わずいいねしました(笑)
「방탄소년단 ‘봄날’|득음득획 得音得劃|미술관에 書: 한국 근현대 서예전」
ハングルって記号みたいなので書(毛筆)で表すとすごくかわいいなと思うのですが、好きな曲の歌詞を書でみれたので結構テンションがあがって何回もみてしまいました。。
オンライン見学のたのしみ方その3:オンラインミュージアムショップ
実際に美術館に行けないと、ミュージアムに行けないことが残念ですが、国立現代美術館ではオンラインミュージアムショップでお買い物が可能です!
美術館のロゴが入ったグッズや展示・所蔵品のグッズ、過去の展示図録まで多くのものを購入できます。
もちろん、韓国内のみならず海外への発送も対応していますので、日本にいながらミュージアムショップのお買い物を楽しめます。
私は結構気に入ったミュージアムグッズは繰り返し購入してしまうタイプなので、なかなか行けない海外でもオンライン上でグッズを購入できるのは大きな利点だなと思います。
私はハングルを使ったグッズに弱いので、書道展のハングルを使ったミュージアムグッズを購入しそうになって踏みとどまりました…
海外にいながらでも楽しめるオンラインミュージアムショップ、いかがでしょうか?
作品画像→VR・動画→ミュージアムショップまで楽しめたら、美術館に訪れたのとほぼ変わらず楽しめたのでは…!と思います。
ㄱㅜㄱㄴㅣㅂㅎㅕㄴㄷㅐㅁㅣㅅㅜㄹㄱㅗㅏㄴ
まとめ
国立現代美術館のオンライン展示はいかがでしたでしょうか。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大のため4館とも休館しているようですが、状況が落ち着き韓国に行けるようになったら、すぐ行ってみたいと思います。
素敵なカフェテリアなどもあるみたいなので、実際に観覧してぜひ紹介ブログを書きたいです!
実際に美術館に足を運ばれる際には、ホームページの観覧案内に記載されている「ミュージアムマナー」をご覧になってください。
猫ちゃんのイラストで可愛く説明されていました🐈
ミュージアムマナーには美術館での基本的なマナーはもちろん、韓国の美術館ならでは??のマナーが書いてありました(驚)
「NO.11 뽀뽀해도 관찮아요(キスしても大丈夫です)」???
日本の美術館では絶対に記載されないマナーですよね(笑)
なんで「뽀뽀해도 관찮아요」なのか、気になった方はぜひホームページをご確認ください!
※韓国の方向けなのか、英語・日本語・中国語ではマナー案内がありませんでした(笑)
オンライン展示で一緒にお家時間を楽しみましょう!